子どもたちにワクワクを!子どもが大好きな「動物」×「夜」をテーマにした、おもしろイラスト図鑑
株式会社主婦の友社はこのたび『夜のいきもの図鑑』(今泉忠明 監修)を発売いたしました。
生き物たちが夜中には何をしているのか意外に知らない姿を、楽しいイラストと共にまとめた子ども向けのおもしろ図鑑です。夜行性動物のびっくり生態や、さまざまな動物のユニークな寝相、暗闇にひそむ生物のヒミツ、生き物の睡眠時間ランキングなどなど、絵を見るだけでも楽しい1冊。漢字にはすべてルビがふってあるので、低学年でも読めます。
子どもたちは、「動物」「生き物」はもちろん、「夜」「暗闇」も大好物。ワクワク、ドキドキ読めることまちがいナシ!
コウモリ、カピバラ・・・夜行性の習性もそれぞれ
夜行性動物の代表といえばコウモリ。吸血鬼のお供のイメージですが、実際に血を吸うその名も「チスイコウモリ」という種類がいます。彼らは夜中にこっそりウシやウマなどに忍び寄り、体に取り付いて血を吸うブキミな生き物。しかし、血を吸ったあとは体が重くなって飛べず、這って逃げるというのが何ともオマヌケ。チスイコウモリ以外のコウモリも、おしっこが出ないと体が重くて飛べなくなるという、人知れぬ苦労をしているのでした。
意外な夜行性動物としてはカピバラ。野生のカピバラは牧草を盗み食いするのですが、牧場主に見つかると追い立てられてしまうので、夜に忍び込んでゆっくり食事をする習性。
ぬぼーっとお風呂につかっている様子が癒し系などと毎冬のニュースにもなる彼らだが、なんと時速50キロで走れて、逃げ足も自動車並みに速いと聞くと、なんだかだまされた気分になるのは人間の勝手!?
睡眠時間が長いのはコアラ、夜も眠れないのがキリン
生き物によって睡眠時間はぜんぜんちがっていて、それぞれの事情や寝方にもおもしろ話がいっぱいです。
睡眠時間が長い生き物としてはコアラが有名。なんと24時間のうち、18~20時間は眠ることが多いのだとか。長時間眠るコアラに対し、短時間睡眠で有名なのはキリン。夜も10分ほどの短時間睡眠をちょこちょことるだけで、あわせても一日2時間ほどしか眠らないといいます。
どちらにも切ない事情があり、それも本書内で明かされます!
自由研究や発展学習などの素材としても!
ほかにも、寝ぼける動物、目を開けたまま眠る生き物、立ったまま眠る生き物、冬眠する動物、暗闇にひそむブキミな生物、夜行性生物の進化…などなど、おもしろネタがぎっしり!
夜に活動する生き物、眠っている生き物、それぞれの生態やヒミツがわかってワクワクする本書。子どもが読めば、1冊で「夜のいきもの博士」に!! 内容を楽しむのはもちろん、自由研究や発展学習などの素材としてもぴったりです。
監修者
今泉忠明(いまいずみ・ただあき)
東京動物園協会評議員、日本動物科学研究所所長などを務め、動物全般についての知識の深さには定評がある。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。文部省(現・文部科学省)や環境庁(現・環境省)の生物調査などに従事後、上野動物園の動物解説員を務める。現在も富士山で動物の生態調査を行うなど、活発にフィールドワークを行う。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)、『わけあって絶滅しました。』(ダイヤモンド社)、『犬と猫どっちが最強か決めようじゃないか』(主婦の友社)など、生物に関する著書・監修書多数。
書誌情報
タイトル:夜のいきもの図鑑
監修者:今泉忠明
定価:本体1000円+税
仕様:四六判 オールカラー176ページ
発売日:2020年3月11日(水)
ISBN:978-4-07-440880-1